映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アキ・カウリスマキ監督「浮き雲」520本目

行ったことのないフィンランドという国で、失職するということがどれほど重いことなのか、想像できません。
この人たちが「ニーチェの馬」みたいになったらどうしよう…私の大好きなカティ・オウティネンさんが、ゆでるじゃがいももなくなってしまったら…などと心配してしてしまったのは大きなお世話ですね。
笑いもしないけど、泣きもしないカティさんは、常に仕事のできる女。
彼女が本気出せば、きっといいレストランが作れるのでした。

普段はどんな人なんだろう…。よく笑う人だったりしたら驚きだな…。