映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

松岡錠司監督「バタアシ金魚」526本目

演技は棒読みぎみで、みんな普通の人っぽい。
でも私たちも、抑揚なくしゃべってたよな、実際は。
気持ちばっかり先走って、何もうまく言えなかった。好きな人に会いたいっていうだけの理由で部活を始めたり、努力すればオリンピックに行けると思ったりした。
可愛い女の子は、アイドルみたいじゃないけど本当に可愛かった。
長くてふわっとしたスカートからエンピツみたいに細い足が伸びてるところ、とか。
好きな人には好かれないで、なんとも思ってない人から追っかけられたり。

この映画に共感するのは、「桐島…」の親の世代かも?