映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

エンキ・ビラル監督「バンカー・パレス・ホテル」545本目

ジャンルイに似たきれいなスキンヘッドのおじさんが出てると思ったら、本人だった。
24年も前の映画なんですね。

「公開当時はフランスの観客動員記録を塗り替えた話題作」というので見てみたけど、すごーーく静かな、盛り上がりの何もない映画でした。フランスって面白い国だなぁ!

世界が終わりかけているところからスタート。生き残りに必死になるでもなく、ヨーロッパ貴族的な(ということは、先がない感じ)贅沢なホテルで贅沢な暮らしを無為に続ける人々。かといって退廃がテーマというわけでもない。室内楽団が奏でる音楽は現代音楽的。

この世界観の魅力もぴんと来ないけど、ストーリーの意味というか面白みも汲み取れない。
いやー、フランスってのは思ってたよりもっと遠い国なんだなぁ。。。。