映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

エリック・ブレス&J・マッキー・グラバー 監督「バタフライ・エフェクト」562本目

「過去に戻ってやり直すと、いじればいじるほどひどいことになる」っていう小説を読んだことがある気がする。
佐藤正午か?と思って調べてみたら「Y」って小説のことだった。文庫本が2001年に出てるから、佐藤正午のが先だ。この映画作った人たち、ぜったい読んでないと思うけど。

スティーブ・ジョブス顔の主人公アシュトン・カッチャーも、荒れたり堕ちたり死んだりする彼の想い人を演じたエイミー・スマートも、非現実的なストーリーに説得力を持たせるリアルな演技でした。どことなく、映画サークルっぽい若々しさも良かったと思います。でも「2」「3」etcは多分見ないで、「1」の思い出の中で生きるほうが幸せではないかと思います。