音声レベルをもっと調整してほしい。せりふが聞き取れないところが多いです。
それに、坊主頭の背格好の似た子が二人、同じような姿の兵隊さんが大勢で、ちっとも見る人にやさしくない映画です。でも、それと、映画自体がわかりやすいかどうかは別で、柄本少年の痛みや香川兵隊の狂気や石田おばさんの自暴自棄もよくわかる。いろいろわからないところは多いけど、わかる。
戦争のど真ん中ではなく、一番端っこのところにいた、自分たちと同じ人たちのことを拾い上げてのっけてくれた映画で、そういうデリケートさが胸にきますね。
あと少し、という感じのある映画で、その不足は音声レベルのような解決できることなので、この後の作品も見てみたいです。といっても、2本を残しただけでもうこの世にいないことが残念です。