映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ビリー・ワイルダー監督「麗しのサブリナ」595本目

オードリーが納得の麗しさ。ジバンシーのドレスが輝いています。
(「昼下りの情事」もジバンシーだったらしい。それにしちゃいけてなかったー)

ストーリーも納得のおもしろさ。人間のあったかさをたっぷり感じられる作品です。

オードリー25歳、ウィリアムホールデン36歳、ボギー54歳!
親子ほどの年齢差婚、というより、兄弟の年が離れすぎてるよ!

名前のことは、富豪のほうがフェアチャイルドさんかと思いました。そっちのほうがララビーより富豪っぽいよね?

あと、この頃のアメリカの「パリに2年行けば、一分の隙もないレディになって帰る」というほどのフランスのイメージの良さって興味深いですね。「ヌーヴェルバーグ」といわれる作品が1960年代からがほとんどのようなので、オシャレなパリというイメージは映画じゃなくてファッションからなんでしょうかね。

いい映画だけど、オードリーによってさらに魅力5割アップだと思いました。