映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

黒澤明監督「用心棒」615本目

すごく面白かった。

三船敏郎演じる三十郎の強さと知恵。丑寅一家と清兵衛一家の個性的な面々。
山田五十鈴のワルおかみも、加藤大介のちょっと足りない乱暴者も、単純すぎて憎めないです。

テンポもよく、切りっぷりも小気味よく、脂の乗り切った大監督の頂点って感じでした。