映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョン・ヒューストン監督「女と男の名誉」690本目

そうか、あのジョン・ヒューストン監督の作品なのか。
ゴッドファーザーのパロディみたいな、女が強くてワルいダークコメディでした。
この映画も、期待以上の面白さ。

「どんでん返し」ものは、期待値が低ければ低いほど盛り上がるので、たまたまテレビとか飛行機の機内とかで見るといいんだよね。

ジャックニコルソンの、味というよりクセがまたいいです。
相手をつとめるキャスリーン・ターナーはセクシーでとってもすてき。シビル・シェパードかと思った。
ギャングの老人たちの開き直ったような演技もよかった。

それにしても、「男と女」じゃなくて「女と男」っていう順番は、結構なこだわりなのかもしれません。
現代は「Prizzi's Honor」、ギャングのプリッツィ家の名誉です。最終的にはオールドミスの彼女の名誉の話、なのかぁ?