映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アラン・レネ監督「六つの心」699本目

「去年マリエンバードで」があまりにもツボだったので、借りてみました。
この映画もツボでしたね。なんでこう好きなんだろう。
登場人物の造形がなんともいえません。
みんな普通なんだけど、ちょっとクセがあって、ちょっと恥ずかしいことがある。
見ていて、心の奥があったかくなります。
冒頭の、やけに遠くから迫って来て、変わった形のアパートの部屋にズームする映像とか、とってもしゃれています。
この監督のドキュメンタリーも見たいけど、こういう楽しい作品をもう少し見てみて、なんでこんなに好きなのか、その理由を探ってみたいです。