原題どおりだけど、なんてシンプルなタイトル。
地味すぎないか?
でも、いい映画だ。
売れなくなった歌手を演じるジェフ・ブリッジスが、ちゃんとステージではカッコよく、別人みたいに部屋ではヨレヨレで、なんとも実在感があります。歌もとても良いです。
せつな〜いんだけど、人生にはときに、こういうことがある。特に、落ちてしまったところから這い上がろうとする途上で、こういう、もう投げ出しちゃおうかなと思うほど悲しいことが起こる。でも、ちゃんと日の当たるところを歩いていこうよと、やっぱり思う。
今でもカントリー音楽をやってる人は、こんなテンガロンハットをみんなかぶってるのかな。なんて単純なんだろう。そういう世界にずぶずぶに入り込んで暮らしてみたいなぁ。ノードストロームとかじゃなくて、シアーズでよそいきを買うような生活。