映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

橋口亮輔 監督「渚のシンドバッド」717本目

いやーこんな映画だったのか。見てよかった。
バタアシ金魚」と似た感触。このくらいの年頃の少年少女たちの、なまなましく心を締め付ける日々の出来事をていねいに描いた映画でした。
主役のクールな美少女を演じてるのが、浜崎あゆみでびっくりしました!女優さんをやってたとは。今なら二階堂ふみが演じそうな役柄。

なにも解決したわけではないけど、気持ちをさらけ出したことで、次に進めるかもしれない3人。
傷ついて傷ついて、だんだん傷つきにくくなっていくのかな。

この時期にこの役者さんたちを使うことでしか表現できなかった映画、だと思います。良かったです。