1995年作品。
この映画、何度も見ようとしたんだけど、全然意味が分からなくて、最後まで見られなかった。
なぜかというと、飛行機の中だったから。字幕も吹き替えもなしの英語のままだったから。
面と向かって話す分には、もう少しコミュニケーションが取れるのに、映画ってどうしてこう全然わからないんでしょうね。機内のノイズもけっこうすごいとはいえ。
というわけで、DVDをレンタルしてやっと最後まで見ました。
思っていたのと全然違いました。「フレンチコネクション」みたいな強面な映画かと思ってたのに、ほんわかと温かい、むしろ「かもめ食堂」とかの仲間のような映画でした。
ウィリアム・ハートやハーヴェイ・カイテルの人間味がいいですね。こういう人たちの住む町に私も住みたい。
起承転結もオチもないけど、人生ってそんなもんだ。
あと、ひとつ気づいたこと。当たり前のことだけど、どんなショボいレストランの一角にいても、目の前の人と最高のおしゃべりをしていれば、そこは最高にカッコいい場所になる。そこがニューヨークだからじゃない。
つまり、映画の登場人物のひとりとして、ステキな人とステキなトークをして暮らそうじゃないか、ということだな。