映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

福田雄一 監督「HK 変態仮面」729本目

いやー、本っ当にバカバカしくて感動する。清々しいくらいだ。
男性のパンツってこんなに伸びるのかなぁ。女性用のパンツは顔にかぶるとあんな形になるのかしら。おっと、実験はやめとこう。
この人、31歳で子持ちなんだ…、鈴木亮平。去年の映画だから、やっぱりすでに30歳で子持ちだ。で、高校生で変態の役か…。外大出の人ってほんと幅広いなぁ。語学は世界を広げるんだろう。(←本気で尊敬している)

肉体派でエネルギー持て余してる風な感じが、役にぴったりですね。
これでまさか、朝ドラで主人公の夫役に抜擢されるとは…。

刑事役に塚本高史、ライバル?役にムロツヨシ、いいキャスティングだなぁ。
この映画が海外で、というかこの国がこの映画によって海外にどう思われたかが気になって、英語のwikiとか見てしまったけど、どうやら受けたみたい。日本でもどの国でも、怒ったり蔑んだりする人もいるんだろうけど。
でも、「日本人ってお堅いつまらない人たちだと思ってたけど、おかしい!」とか思ってもらえたらいいなぁ。

ただ、つかみはいいけど、このままどうやって引っ張るんだろう、どうやって決着つけるんだろう、と思い始めてからちょっとタイクツしました。テレビのコント番組だと思って見る分には、トントントーンといいテンポで笑わせてくれて、情緒などはさまないままサッと終わってほしいです。

それにしても、この格好、痛くないのかしら。