映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スティーヴン・アンティン 監督「バーレスク」730本目

楽しかったぁ…。
なんか、主人公のアリとジャックの会話が、ある意味ありきたりで、次に相手が何と言うか私でも読めてしまう場面がとても多かったんだけど、印籠を出す時間が決まっているから水戸黄門が駄作だということはないわけで、この映画はとても良かったのです。

シェールの美魔女というか魔女っぷり。クリスティーナ・アギレラのわかりやすいセクシーブロンドっぷり。大金持ちのマーカスのスマートさ、夢見るバーテンダー、ジャックの可愛さ。このマーカスを演じてるのは人気ドラマ「グレイズ・アナトミー」でもやっぱりスマートなモデルばりの獣医を演じてるエリック・デイン…そうか、このわかりやすさはアメリカの人気ドラマに近いんだな。

ダンスと歌と衣装と美しい女性達と男性達。キラキラの宝石とカクテル。こういうのに憧れたことのない女子がいるでしょうか…。私は地味なタチなので、ずっとこの世界のなかにいたいとは思わないけど、2時間ほど自分を脱ぎ捨てて、麗しきダンサーの一人になったような夢心地になれるのはいい気分なのでした。