映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ロバート・ロドリゲス監督「マチェーテ」741本目

スカッとするなぁ!
園子温地獄でなぜ悪い」の兄弟映画?(こっちが兄)って感じです。
おバカで大味で大げさでペーソスもへったくれもなく、あるわけねーだろ!という、ほとんどギャグな暴力に次ぐ暴力。

実にペースがいい。一瞬たりとも観客を退屈させません。こういう映画で徹底的に楽しませる!というプロフェッショナルな態度。

ジェシカ・アルバ超可愛いし、ロバート・デニーロは超タヌキだし、ドン・ジョンソンは超最悪アメリカ人だし、スティーブン・セガールは強くてろくでもないし、リンジー・ローハンはほとんど地だし、マチェーテはもうマチェーテ以外の何者でもありません。

最後のデニーロの寝返り、それにもかかわらず犬死に、というのも最高だし、尼僧コスプレで撃ちまくるリンジー・ローハンもたまりません。

こういう映画には加重をかけてちょっと良すぎる点をつけてしまいます。
さて、次は「マチェーテ・キルズ」を見なければ!