映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ラッセ・ハルストレム 監督「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」747本目

デジタルリマスター万歳。
DVD化されたことのない過去の名作が、全部そうやってよみがえればいいのに。

とっても温かく前向きな、不幸なこどものお話でした。タイトルだけずっと知ってて、没落貴族か薬物中毒患者のお話だろうくらいに思ってたので、かなりやられました。

お姉さん夫婦いいよね。こんな家族がほしい。
この町の人たちも好き。

「にんじん」ってお話があったっけ。生まれたままのエネルギーをそのまま持ち続けられれば、どんな不運の中でもこどもは生き生きと、かつ鈍感に、前を向いていられる。

生きてるといろんなことがあるけど、ずっと元気なままでいてくれ〜と、祈るような気持ちで見ているうちに、自分のほうが元気をもらったような気がしました。