大作かつ力作。
三船敏郎ってやっぱりカッコいい。
石原裕次郎は、無鉄砲な若者役から大人のリーダー役への移行期間中、といった感じ。
昔の労働集約的な現場や大規模工事の犠牲者の数の大きさ(170余名だそうです)は驚きだったけど、昔も今も、現場で真剣に仕事に立ち向かう人たちの姿は美しいです。
工事現場の映像は現場そのものだし、人間関係の描写はくどすぎない。犠牲を払っても完成したという達成感で最後は満足感が得られて、映画として見やすくよくできています。これだけ実際のデベロッパーが協力リストに入っていれば、こういう作りしかないだろうとは思うけど…。
高度成長期の日本を理解する上でも重要な作品なのではないかと思います。