映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

佐々木昭一郎監督「マザー」803本目

いくつか見たなかでも、特につかみどころがない感じがしました。
でも、主要な登場者たちの佇まいの魅力は、この映画でも強く感じられます。

なんというか…遠くにいる人にはわからないけれど、母のいない子はうすっぺらいかわいそうな子供、というものではなくて、まっすぐ人の目を見る美しい子供で、なにか欠落を抱えていることで、外敵に対して強く身を守ろうとしているんだ…と思いました。欠落は弱い人を弱くするかもしれないけど、強い人のことは強くする。そして多分、人間はたいがい、自分が思っているよりは強い。

監督っていったいどんな人なんだろう?ということを、このページに掲載されているインタビューで垣間見ることができます。
http://www.asahi-net.or.jp/~hi2h-ikd/film/drama0010.htm

監督なんて呼ぶとご本人は怒りそうですが、テレビドラマが劇場映画に劣るところが何かあるわけでもなく、このブログで書いている他の映画と同じように、この人の作品についても感想を書いていきたいので、そのままにします。