映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アンドレアス・エーマン 監督「シンプル・シモン」846本目

2010年スウェーデン作品。ギンレイホールで観ました。
これは面白い。じわっといい。
シモンを演じるビル・スカルスガルド のKYっぷり、お兄ちゃんマッティン・ヴァルストレム の優しさ、通りすがりのセシリア・フォシュの明るさ。この3人の魅力に、愉快なアスペルガー仲間の大ボケっぷりが加わって、幸せな笑いが思わず生まれます。

障がい者がとりあげられる映画といってもシリアス感はほとんどなく、「アメリ」的」優しい寓話世界です。安心して見て幸せになれる作品。面白かったです。