映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョン・タトゥーロ監督「ジゴロ・イン・ニューヨーク」852本目

やっぱりジョン・タトゥーロはうまい。
コーエン兄弟の映画で彼を知ったのですが、本人が監督したというのでこれは見なきゃと思っていました。
60近い普通のオッさんをいきなりジゴロに仕立て上げるってのが愉快です。ポン引きを演じるウディ・アレンは、軽妙というより軽薄でわりと「イヤな感じ」。一方のタトゥーロは、女性の扱いがうまいというのがぴったりで確かに魅力的だけど、ちょっといい人すぎて、アレンと並べたときに喜劇的なコントラストの妙がいまひとつ出きってないようです。

ユダヤ原理主義の人が大挙して出てくるあたりから、日本人としてはどう笑ったらいいのかすこし戸惑います。

なかなか面白い映画でした。もーひとつ、腹にくる笑いが欲しかったかな、コーエン兄弟の映画のなかのタトゥーロみたいに。(ビッグ・リボウスキの「ジーザス」みたいなの)