映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

Norman Foster監督「Mr. Moto's Last Warning」856本目

1939年作品。
なかなかスリリングですが、最初から最後までセリフ詰め込みすぎ!
とても聞き取れないけど、字幕を出しても見切れないくらい。
しゃべりで設定を語らせたり、ストーリーを展開させたりするのって、せっかくの映画っていう媒体を活かしきれてなくないですか〜?

今回はヨーロッパの国々が戦争に突入しそうになっていて、政治的な動きをしている人たちが出てきます。
けっこう一触即発。もう一度いうと、この映画が撮られたのは1939年。そういうのがジョークで済まされなくなってきている時期です。

最後の最後に、ある国が何かを企んでいることが判明するんだけど、その国名は明かされないまま終わります。
だんだん007みたいになってきたな。私は、子供が喜ぶようなミステリーアイランド物の方が好きかも。。。