映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

山内鉄也 監督「水戸黄門」902本目

おお、懐かしのメンバー
しかしテレビを見慣れていると、前半が引き伸ばしにしか感じられないのが残念。「にせ黄門さま事件」と「悪代官事件」をやるなら2本立てのつもりでもっとテンポよく作ってもよかったのでは?

といっても、にせ黄門さま一行がクレイジー・キャッツだったりするのはちょっと美味しい。

悪役もいつもの人たちだ。でも、あれ?由美かおるのかわりに栗原小巻?? やっぱり東野とくれば由美かおるでしょう?

こういう古き良き時代劇ってもうやらないのかなー、と思って「ウィキペディア水戸黄門の項を見たら、映画化作品は1910年が最初(映画の黎明期じゃないですか!)、その後計80本でこれが最後!昔の大人気小説シリーズみたいな感じだったんでしょうかね。

お祖父さんお祖母さんの世代も着物を着なくなって、時代劇のリアリティがまったく実感できなくなって、だんだんすたれていくしかないのかもしれないけど。

ところで、今見ると東野英治郎ってアップルやマックの社長をやった原田さんに似てない?