遠くの親戚より、近くの他人。
本物の孫と娘も、それほど冷淡というわけではなく、それぞれの感覚で気にかけてはいるんだけどね。
ルードウィヒ青年は、優しすぎて人付き合いが下手という設定だから、彼の優しさは特別なのかもしれません。
こういう人って介護職が天職かも…。これほどの美形だと、おばあさんたちが華やいでしまうだろうなぁ。
サラおばあさんがまた上品で素敵です。ちょっとおせっかいだったり詮索好きだったりするホテルの滞在客たちも、それぞれチャーミング。老人ホームというものがなかった頃、比較的お金に余裕のある老人たちは、こんなふうに小さなホテルに滞在していたのかな。(まじめに自分の老後のことを考えてしまう)
ルードウィヒ青年のおかげで、みんなが優しい気持ちになれました。ありがとう。
多分本当に、目立たないところに、世界中のどこにでも、こんなふうに優しい人たちがいるんだと思う。
二回目に流してみて初めて、語りがルードウィヒ青年で、最初から彼がタイプしている物語として語られてることに気付きました。素敵な物語が書けたね。