映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マーティン・キャンベル 監督「007/カジノ・ロワイヤル」919本目

2006年作品、ダニエル・クレイグ007の第1作目。
オープニングからスリリングで、タイトルバックも力入っててカッコイイ。
ヒットシリーズって、才能や技術の粋を集中できていいね。
そのゴージャスな充実感は、最後の最後まで中だるみなく続きました。
お正月に、クリスマスに、観たい!超豪華娯楽大作ですね。

スパイって本当に、孤児のなかから選ばれるのかな。
もしそうだとすると、身元をたどれない分、二重スパイには当たりやすいかも…など思いました。
BSプレミアムには珍しく、吹き替えでした。ジュディ・デンチの声がちょっとおばあちゃんっぽかったかなと思います。(バリバリというより穏やかな感じ)

よくよく思い返してみると、似たようなアクション映画と比べてストーリーにヒネリがあったわけではないけど、見所はソコじゃない。ダニエル・クレイグという、静止画ではそれほど目立たない老け顔の役者さんが、映画でこれほど強烈に人を惹きつける、そういうことが本当に映画マジック。

スカイフォール慰めの報酬も先に見てしまったけど、この先新作が出たら映画館で見ますよー!