映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ウォルター・ヒル監督「ストリート・オブ・ファイヤー」932本目

ちょっとバイオレントな青春映画。
ロックがテーマといっても、主役のダイアン・レイン(すごくきれい)が口パクなので演奏シーンにあまり迫力がなく、むしろ街のワルたちの抗争のほうが主、という印象です。

ワルの親玉がまだうら若いウィレム・デフォー!若いけどちっとも初々しくなくて、なんだか迫力があります。さすが。ダイアン・レインのお金持ちの彼氏がリック・モラニスというのはちょっとコミカル。イケメンの元彼、マイケル・パレはダイアンと並ぶとファッション雑誌のグラビアみたいに美しいけど、個性の強さはあまりないです。

でも全体的に、勢いがあってワクワクします。なんだろうこの感じ。
当時の若い子達を熱くさせたんだろうな、と想像してしまいました。