映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

若松節朗 監督「夜明けの街で」936本目

東野圭吾もの。
なんとなく冗長な感じがして、飛ばし飛ばし見てしまいました。
2時間中1時間半まできても、日々の積み重ねが続くだけで、もういいや〜って感じになってきます。
95分くらいの長さでよかったんじゃないかなぁ。

深キョンって可愛いけど、最近は「可愛いけどワルい」役回りが多いからか、いつも同じ演技って感じがしています。往年の若尾文子もこんな役回りだったけど、無邪気を装う演技がちょっとわざとらしく感じられて。
この映画の彼女の役は、かなり意志の強い女の子のはずなのに。
恋愛に溺れてる二人、というべったり感が二人の間にはないし。

そして、まぁやっぱり下心があったね、という結末。
不倫なんて、どっちかが利用してどっちかが利用される(あるいは両方?)ことなんじゃないですかねー。
土曜ワイド枠で十分だったな、という印象です。