映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジャン=マルク・ヴァレ 監督「ダラス・バイヤーズ・クラブ」975本目

実話の重み、だなぁ。

ストーリーが相当面白いし、マシュー・マコノヒージャレッド・レトジェニファー・ガーナーも素晴らしい。ひとつもワザとらしくなく、不利な状況でちゃんと懸命に生きようとする人たちになってる。素敵です、本当に。
体重を極端に落としたことはすごいけど、その結果できあがった人物像のほうがもっとすごい。
インターステラーを見たとき、この映画のイメージが強くて、あのマシュー・マコノヒーが演じてるなんて信じられなかった。この人すごい役者さんだねぇ。真摯に取り組むからきっと、生きた別人になれるんだ。

…それにしてもジャレッド・レトって変な(すごいという意味で)人だなぁ!すばらしく変な人たちの、ほんとにすごい映画でした。なんともいえない感触。