(2013年10月4日)
わかりやすく再構成された、ひとつの原爆物語ってかんじ。
やっと見ました。これも新宿ツタヤ、VHS。
白黒だったんですね。田中好子が出てるっていう時代だから、カラー作品かと思ってました。
資金難のときに援助した、中国地方のかつての優良企業、林原グループの名前が大きく画面に出ています。
黒い雨を浴びた人がそうでない人との縁談を断られる…黒い雨を浴びたもの同士という選択はなかったのか、とか考えるのは前向きじゃないんだろうか。
田中好子の入浴中のシーンは、とても有名。実際、恐れのような緊張のような彼女の表情と、斜め上から覗き見るアングルはすごい!と思いました。
白黒だし、あえて淡々と描くのかなと思ったら、終盤上記のような、ホラー映画にもあるような派手な演出もあって、「原爆の子」とはやっぱり違うのでした。監督は、外国の人たちにもこの映画を見てもらって、理解してもらおうとしたのかな…なんて想像してみたりして。