映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ギャヴィン・フッド 監督「エンダーのゲーム」1015本目

面白かった。
主役エンダーを演じた エイサ・バターフィールド、まだ少年なのに凛々しいです。
ハリソン・フォードはさすがにもう、お父さんというよりお祖父さんにしか見えない…けどカクシャクとしています。

少年たちがゲームのように戦隊を動かして本物の敵と戦う、という設定は、エヴァンゲリオンみたい…と思ったら、こっちの原作のほうがずーーっと前なんですね。その後に作られた膨大な数のSF作品を見すぎてしまって新鮮な印象はあまりなかったけど、よく作り込まれて見ごたえがありました。
教官が完全にアメリカ映画に出てくる鬼教官だったり、最後の最後に残酷なだけじゃなく希望を持たせたりすることろから、この映画がターゲットとしているアメリカの人たちの像が見えてきて興味深いです。(多分、ディズニーランドに行く善良なアメリカ市民ってかんじ)