映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スティーヴン・ザイリアン 監督「オール・ザ・キングスメン」1036本目

設定が理解できるまで時間がかかってしまった。
これは私の理解力が低いせいだと思う…。
でも理解できたら面白くなってきた。

地方の知事選やその周りの人たちの不正、巻き込まれる人たちを描いた作品。
普遍的なテーマだけど、候補者同士だけじゃなく、関係者全員の後ろ暗いところを探り合ったり、足を引っ張りあったりするところが、ドロドロしていて深いです。

ショーン・ペンの、腹黒い田舎政治家っぷりが見事。この人本当にうまいですね。
ジュード・ロウケイト・ウィンスレットアンソニー・ホプキンス(どうしてもタヌキじゃないかと疑ってしまう)もうまいです。
地味だけど良い作品だと思いました。