映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

黒木和雄 監督「父と暮せば」1076本目

平べったい、舞台みたいな画面と、棒読みみたいな演技。
一瞬、見るのを止めようかと思った。でも、もしかして・・・と調べたら、「紙屋悦子の青春」を撮った監督の、そのひとつ前の作品ですね。

静かな映画だけど、クライマックスはけっこう重い。今日は8月19日、ここ1週間ほどテレビの「戦後70年特集番組」や戦争映画ばかり見たあとなので、この映画も静かな気持ちでは見られませんでした。

この心のなかの重さを、私たちはどうすればいいんでしょうね・・・。