映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

深田晃司 監督「ほとりの朔子」1077本目

流れるような、つかみどころのない映画でした。
こういう夏休みって、あるよな。でも、ありそうでないかも。
二階堂ふみは、こういう経験から学ばなくても十分大人。にしか見えない、という意味でミスキャストなのかもしれないけど、自然ないい演技でした。大人たちもみんな良かった。鶴田真由古舘寛治 、エロオヤジ。福島から来た小僧の日常の吐露も良かった。

でも、こんなの見なくても、多分みんな18歳くらいのときにはこういう地味だけど色とりどりの日常を過ごしてるんだと思うよ。