映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジム・ジャームッシュ監督「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」1115本目

バンパイア映画といっても、いろんな仕掛けがあるもんだ。
この映画はとにかく、世紀末的でデコラティブな美術と、ハードで重めの音楽の完成度が高くてユニーク。
なんとなく、アダムとイヴのキャラクターが素敵で、もっと見ていたい気持ちになってきます。
テリー・ギリアムの「ゼロの未来」も独特の世界観だけど、登場人物への共感がこっちのほうが強い気がしました。