面白かった!
ストーリーはとてもシンプルだと思うんだけど、キーラ・ナイトレーとアーロン・テイラー=ジョンソンの美しさや激しさ、ジュード・ロウの静けさなど、目を奪われているうちに終わります。
不倫は悪いことだ。自分も相手も周囲の人たちも皆傷つけてしまうから。でも人生で唯一の本当の気持ちを隠したまま生き続けることで、生きたといえるのか?・・・という激情。
キーラ・ナイトレーは本当に感受性の強い、感情の豊かな演技をしますね。「はじまりのうた」ではナイーブな女の子だったし、この映画では貴婦人だった。
映画もよかったけど、原作の力も大きいんだろうな。同じトルストイ作「戦争と平和」も映画しか見てないけど、長さに負けそうになりながら頑張って見たら最後は大感動でした。「アンナ・カレーニナ」もモスフィルム版があったら見てみたい。