映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マー・ジーシアン 監督「KANO 1931海の向こうの甲子園」1136本目

日本映画のような台湾映画だ。
テーマもストーリーも構成も出演者も使われている言語も、メインはみんな日本的だ。
セデック・バレを撮ったあと、やりすぎたと思ってバランスを取るためにこの映画を作ったんだろうか。そんな配慮ならしなくていいと思うけど。

台湾映画をたくさん見たわけじゃないけど、日本の映画と違う特徴がほとんど見つけられなかったので、少し物足りない気がしています。

問題は、音楽。感動しろ感動しろ感動しろって最初から最後まで押してくる。これさえなければ素直にいい映画だと思えたかもしれない。