映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

大友啓史 監督「るろうに剣心 伝説の最後編」1158本目

あ〜〜、ウルサイ。音楽がずっと大きく鳴りっぱなし。
演技のテンションも、上がりっぱなし。
画面のひとつひとつは熱くて締まっててうっとりするほどだけど、もう演出が過剰で過剰で・・・。
なんか龍馬伝っぽいと思ったら、龍馬伝の監督がNHKを辞めて撮った映画でした。
やっぱり、あのときの人斬り以蔵があまりに素晴らしかったので、彼を主役に映画を撮らずにはいられなかったのね。この過剰な盛り盛りの映像は、テレビ的ということなのかな。民放だけじゃなくてNHKも演出過多なのか。

いま人気の、エネルギーに満ちた役者さんがたくさん出てるおかげで、役者の魅力に目が行きすぎて、ストーリーを落ち着いて追えなくなってしまってる。
すごいところがたくさんあるのに、入り込めずに疲れてしまった私は、多分もう若くないということなんだろうと思います・・・。