映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ドン・シーゲル 監督「白い肌の異常な夜」1160本目

原題は「The Beguiled」。「騙された者」って意味かな?
騙されたのは誰なのか。
それにしても、「白い肌の異常な夜」ってB級怪奇映画かポルノみたいな邦題だなぁ。
白くない肌の人も出てくるし、「白い肌」で女性を表すのは、今だったらないと思います。

ストーリーは、ホラーかサスペンスと呼んでも良さそう。怖いです。
後にアメリカの良心たる映画を作り続けているクリント・イーストウッドが、ここでは女癖が悪くて不誠実なイケメン男という役割。でも、それって彼がその後受けた罰に見合うほどの大罪だったのか?

「女って怖い」っていう感想で終わりたくはないんだけど、なんといえばいいのか。