映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

佐藤純彌 監督「君よ憤怒の河を渉れ」1162本目

1976年の作品。
その頃のテレビの刑事ドラマみたい!いや、昔の怪獣映画?
テーマが重いから、「復讐するは我にあり」みたいなシリアスタッチの映画を予想してたら、軽快な音楽。そもそも高倉健の相手が中野良子というだけで、テレビ感がかなり強いですね。おかげで重苦しくならず楽しめました。

監督は「人間の証明」「野生の証明」を撮った佐藤純彌。なるほど、何か似てる。
とてもエンタメ感の強い(筋立てにすこし無理があるけど)作品でした。
しかしこの映画にベッドシーンは必要だったんだろうか?