映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ナンシー・マイヤーズ監督「マイ・インターン」1251本目

ギンレイホールで、「ナイトクローラー」とのペア上映。
あの映画館が、まったく無意味なカップリングをするはずがない、と思ってずいぶん考えたんだけど、わからなかった。
でもこの映画を見終わってから友達と「セクシーなマッサージ師のフィオナ、どこかで見たことあるよね?」と意見が一致し、帰ってから調べてびっくりした。「ナイトクローラー」でまぶたを真っ青に塗ってた強烈なディレクター、ニーナと同じ女優じゃないか!ここまで変わるもんですね。

さて2本組のうち、こっちを後で見て本当によかった。デニーロが好々爺ふうキレキレサラリーマン、アン・ハサウェイは敏腕ベンチャー社長。彼女の若者らしい無茶を老デニーロがやわらかく、ときに手段を選ばず、いさめたり解決したり。こんなインターンに来てほしい〜〜〜。

それぞれの人物像が実感できるし、キレイキレイではない人間味に好感がもてたけど、最近はこういうオチがないようなエンディングが流行っているのか?あともう少しだけ、手応えプリーズ。。。

あと、せっかくのシニア・インターンが、シニア層マーケットの開拓のためのユーザー視点をまったく期待されていなかったことが残念でした。