映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

新海誠 監督「ほしのこえ」1297本目

細部がきれいで、レンズを通したような光の反射とかは、不必要なくらいキレイに表現されてる。
偏執狂的なくらい。
ロボットがいて、心がまだ幼い少年少女が地球を代表して宇宙に旅立つっていう設定を、まだロマンチックだと思える人たちには、うっとりする世界なのかもしれない。そういうことを”飛躍”って思わなければ。
何も知らなければ、飛び越えたものが10なのか10000なのかもわからないから。

少年少女は、できれば自分と共通項のほとんどない人たちで構成される異世界に、できるだけ早くたっぷりと晒された方がいい、と思う。