映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

エリック・ラルティゴ 監督「エール!」1316本目

原題は「ベリエ家」なんだな。
主役を演じてるルアンヌ・エメラのさりげない存在感と、自然で豊かな歌声が本当に気持ちいいです。
歌の先生はロッキー・ホラー・ショーニューヨーク・ドールズのどこかにいたかようなグラマラスな男で。デュエットを歌う男の子は、巻き毛が可愛らしい美少年で。

単純なストーリーだけど、チーズを作って売ってる酪農家の素朴な暮らしや素直な歌声で、見ているこっちもリラックスしていい気分になれるいい映画でした。