先日、海外ツアーに行った際に、団体から離れてしまってあわや出国できない!?という"ヒヤリハット体験"があって、帰ったらこの映画を見よう!と決意しました。
自国からNYへ飛行機で出発し、無事着陸したのに、入国手続きを行うまでのわずかの間に自国でテロが発生して、パスポートが無効に!なんてことは、あったらびっくりだけど、ありえないこともなさそう。トム・ハンクスが、人のいい東ヨーロッパの普通の男を自然に演じていて、偶然の出会いも人々の親切も、もしかしたらありうるかも??と思わせます。さすがのうまさ。
この頃のキャサリン・ゼタ・ジョーンズは本当にキレイですね。恋するフードサービス係を演じるディエゴ・ルナ君は、「天国の口」でガエル・ガルシア・ベルナル君と共演してたあの子だ。スタンリー・トゥッチは、どの映画を見てもいつもこういう"頭の固い上司"役で出てなかったっけ?シャイ・マクブライド(役人の部下)もクマール・パラーナ(インド人清掃人)も、なんというか・・・ディズニーの動物映画のキャラクターみたいに、それぞれの役割がきっちりと定められた中で演じていてわかりやすい。
幻のレストランでのサービスも素敵。空港ってもともと非日常的な空間で、一本線を引いたこっちが国内であっちが国外っていうバーチャルな境界があったりして、おとぎ話にはぴったりだったのかも。
(適当に流して見ただけだけど)意外と印象に残る、面白い作品でした。
クラコウジア!