映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

塚本晋也 監督「野火」1334本目

市川崑監督の「野火」を見て私は、
http://d.hatena.ne.jp/enokidakeiko/20151204/1449236226
『戦争映画のなかでは、「印象派」というのかな。ストーリーを追わせる映画でも、教訓を与えようとする映画でもなく、ただ戦争の”汚れ”のようなものをひたすら画面にぶつけてくる。』と書いた。

塚本監督のは、もっと泥まみれで、あえての死臭がすごくて、もうなんか屍体大好きなの?って感じです。
スプラッター映画を戦争でやるな!と、ちょっと思った。
それにしても、87分でこれほど濃密な時間を作り出せるのはすごいです。

中村達也はどこに出てたんだろう?