映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ロバート・ムーア 監督「続・名探偵登場/名探偵再登場」1368本目

この映画のことは知らなかった。1978年作品。
2年前に作られた「名探偵登場」(原題はMurder by Death)を見たときは、強烈に英国調だなぁ、と思ったけど、こっちは、その2年度の1980年に亡くなったピーター・セラーズが出てなくて、ピーター・フォークがメインキャストなので、ほぼコロンボです。強烈なピーターセラーズがいるかどうかは、かなり重要。

前作の評価も低いけど、こっちはさらに低いですね・・・。
わたしはボギーって人のボギー的なニヒルさに何も感じなかった者なのですが、それはそれで、あまり楽しめませんでした。最初は普通にミステリーとして楽しめるかな?と思ったけど、ロマンス映画なのかと思うくらい二人の場面が多いし、結局のところどっちつかず?
会話がとにかく多いんだけど、今回は登場キャラクターが限られてる(女性は入れ替わり立ち代わりだけど、男性はほぼピーター・フォークだけ)ので、言葉を追うしかないのも、ちょっと疲れてしまいました。