映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ポール・フェイグ 監督「SPY」1376本目

面白かった。大笑いしながら見ました。
この映画完全ノーマーク、いつ公開したの?と思ったら、日本未公開なのね。
TSUTAYAの動画配信の無料ポイントで見られるというので、全然期待しないで見たら大当たりでした。

CIA(ほんとかよ!)の敏腕エージェントたちのストーリーなのですが、いかにもジュード・ロウ的な、優等生で美男子なエージェントの活躍を支えるのがメリッサ・マッカーシー演じる、こじらせ OL。めちゃくちゃ優秀なのに、入局後はサポート業務に徹しています…が、ある事件をきっかけに、本来の才能が開花していきます…。

といっても、コスプレ的にあれこれと演じさせられるのは、猫のTシャツを着たおばさんだったり、パンチみたいなきっついパーマのおばさんだったり、要は全部おばさんです。

ジュード・ロウメリッサ・マッカーシーを、支えるでもなく脇で大ボラを吹き続けるのがジェイソン・ステイサム演じるエージェント。この人の強がりっぷり、メリッサとのかけあい漫才?がおかしくてたまりません。
日本ではメリッサとジェイソンの人気や知名度がいまひとつだから上映されなかったのかな?

あまり事前に面白い面白いというと、「そうでもない」と思われるかも?という気もしますが、わたし好みのよくできたエンタメ映画でした。