スピルバーグとコーエン兄弟??
と思ったけど、映画を見てみたら、両方のシリアス路線がいい形でコラボしてるなと感じました。
スピルバーグは、どんなに重いテーマにもまっすぐ取り組むけど、希望をなくさない。
コーエン兄弟は、人間の可笑しいところをほじくり返そうとするけど、大きい意味でぜんぶ肯定しているようなところがある。
考えてみたら、ソ連のスパイを演じた名優マーク・ライランスって、コーエン兄弟が好きそうな性格俳優だよね?知性を秘めたままBig Issuesを売っていそうな雰囲気もあったりする。
そんな一人一人を際立たせる脚本、運命に翻弄されながら前向きでいつづける人間性の演出。
軽くないけど重くもならないいいバランスの、家族で見られる映画だなと思いました。
「BFG」も楽しみ。