映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スティーヴン・スピルバーグ監督「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」1391本目

楽しかった。
ストーリーもよく出来てるけど、何しろCGに力が入っています。
ロッコの街角で、戦車が門をひきずってぐるぐる走り回る場面とか、CGでなければ実現できない自由な表現だと思います。

しかしタンタンのイメージがちょっと違うなぁ。金髪だから目が青い人が多いんだろうけど、イラストでは黒目がちなイメージだし、シュッとしてファッショナブルなフレンチの印象が、元気で明るいアメリカ少年に変わってる。頭のいい探偵少年が、たくましい探検者に変わってる。面白かったからいいけど。

ワンコのスノーウィ、可愛い。なんとなくポテッとしてるけど愛きょうがある。
船長とその敵も面白いキャラクターでした。

だれも死なないアドベンチャー映画、ってなかなか作るの難しいと思うけど、それもCGだから可能。
(ぜったい死ぬだろ!という場面でも奇跡が起こせる)

最後に、次回作を予想させる発見もあったけど、5年たってもできてないってことは、もうないのかな・・・?
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