1984年、今から32年も前の、もはやクラシックといっていい作品だ。
そのころ私はパンクのバカさに参っていて、この頭のよさそうな人たちのことが好きになれなかった。(気取りやがって、何がセンスだよ)
その後音楽を聴く機会もあったし、この映画も一度見てるけど、なんとも感じなかった。今日初めて、いいじゃないか、って思った。心地よい。体が動く!音楽も舞台演出も軽くてシンプルだ。
デヴィッド・バーンって、見るからに偏屈なイギリス人(アメリカ育ちなのに)で、その後どんな偏屈オヤジになったか想像できるくらいだ。あれだけシンプルな演出なのに、なんだかよくわからないブカブカな背広人間の着ぐるみみたいなものを被ってみたりする。それにしちゃセンスがいいのが、ニューヨークらしい。センスがいいって言っちゃった。言いたくないけど、なんかAppleっぽい。