映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

諏訪敦彦 「2/デュオ」1395本目

1997年の作品。西島秀俊が若い!
なんだか、彼氏と別れそうになっている友達の家に行ったみたいな、親密でよそいき感のない映画。
彼女役は柳愛里という女優さんで、今は活動してないのかな。すごい美人ってほど目を引くわけではないけど、綺麗でちょっともろい感じの素敵な女性です。

売れない俳優と、彼を支えようとして崩れ落ちてしまう若い女性、とかいうとなんとなくありきたりに思えてしまうけど、どの人の恋愛も懸命で痛くて尊いのだ。若くて、まだ知らない未来がたくさんあった頃のことを思い出して、じわっとくる映画でした。この自然な演出がとてもいいです。

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