<ネタバレあり>
さすがのマーティン・スコセッシ。
任侠の世界を、私みたいな小市民が追体験してなんとなく浮足立ってしまうほどの描きようがすごい。
まるでスリルあふれる享楽の世界みたいに。こんなに仲間やら誰やらまで殺しまくってるのに。
ジェームズ=デニーロは笑顔が温かい好人物で、トミーは頭はいいけどすぐ調子に乗る。若いヘンリーは子どもの頃からギャングに憧れ、着実に階段を上りつつある。
ヘンリーが結婚した、気の強いカタギの娘カレンも、見事にこの世界に染まっていきます。
家族ほど強い絆で結ばれていても、利害がぶつかれば殺しあうようになる。
最後には、あれほど恐れられた司法取引に応じて生き延びようという判断も、避けられなかったんだろうなという気がします。ただ、その後の人生は相棒たちと過ごした毎日のように輝くことはなかっただろうけど。
- 発売日: 2013/11/26
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